こんにちは。
Webライティングワクワク塾の塾長、尾谷です。
今日は、「漢字をひらく」ということについて学んでいきましょう。
「漢字をひらく」とは、すなわち「ひらがなで書く」ということです。
[char no=”21″ char=”尾谷塾長”]これは特に、専門用語の多い先生業のみなさんには特に意識してほしいことですね。[/char]
ほら、よくありませんか?
開いたページが、黒ーく見えることが。
ぎっしりと漢字が使われていると、パット見が黒っぽくなるんですね。
こういうコンテンツに限って、改行も空白行もほとんどなくて、もう文字だらけの印象です。
こうなると、読む気になれませんよね(苦笑)
反面、個人が気楽に書かれているプログなどでは、パット見が白っぽく見えます。
話し言葉を基調に、ひらがなやカタカナが主体で、行間もゆったり取りながら書かれているからなんですね。
先生業のサイトは、いわば専門知識サイトなので、ある程度の漢字使用は避けられません。
だからこそ、漢字で書かなくて良いところは、意識的にひらがなで書きたいものです。
では、そこのところのパランス感覚を上部先生に教えてもらいましょう。
漢字とひらがなの使い分けをする
[char no=”1″ char=”上部先生”]それでは今日は、「漢字をひらく」ということについて学んでいきましょう。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]漢字をひらく、とはあまり聞き慣れない言葉ですがどういう意味でしょう?[/char]
[char no=”5″ char=”上部先生”]その名の通りで、漢字をひらがなにするということよ。[/char]
[char no=”8″ char=”雷太くん”]なるほど。ただむつかしい漢字を使わないようにすればいい、ということですか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]それだけとは限らないわ。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]むつかしいしい漢字を使わないことはまず基本ね。画数の多い漢字も避けるようにするわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]どうしてですか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]画数の多い漢字は、パソコンならまだしも画面の小さいスマホで見ると文字がつぶれてしまって読めなくなるの。例えば「難しい」という言葉も、画数が多いので「むつかしい」とすればいいのね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]確かにそうですね。前後の文脈から、どのような漢字が使われているのか推測することがあります。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そうね。 [/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]でも画数の多い漢字でも、意味上どうしても開けないものもあるわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]たしかに。ひらがなにすると余計に分からなくなる言葉もありますよね・・[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そう。そういう時は漢字の後ろにかっこをつけて、その中にふりがなを書くようにすればいいわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]なるほど。そうしてもらえると「漢字の読み方」の勉強にもなりますね。[/char]
[char no=”7″ char=”上部先生”]あはは、その通りね。稚拙(ちせつ)な文章を書いて、顰蹙(ひんしゅく)をかわないようにしてね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]なるほど、そういうふうにふりがなを付けるんですね![/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]ひとつの基準として、中学2年生がスイスイと読める程度の漢字だけを使うのがいいわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]どうして中学2年生なんですか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]読者の対象を、小学校高学年から中学1年生くらいにおくと、少し子供っぽい感じが出てしまうのね。[/char]
[char no=”20″ char=”雷太くん”]私にはちょうどかもしれません。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]一方、中学3年生や高校生は常用漢字のほとんど学んでいるため、ここを読者の対象とすると、結構むつかしい漢字も使えてしまうのね。[/char]
[char no=”14″ char=”雷太くん”]ふむふむ。僕は中学3年生以下だな。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]だから、中学2年生が漢字能力的にはちょうどいいターゲット層になるのよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]よくわかりました。僕も少なくとも中学2年生の漢字能力を身につけるように頑張ります![/char]
[char no=”5″ char=”上部先生”]だいじょうぶよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]そうなると、漢字と平仮名の使用比率はどれくらいになりますか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]良い質問ね。漢字:ひらがな=7:3、が黄金比率よ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]普通に書くと、だいたいそれくらいですよね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そのはずなんだけど、やっぱり専門的なことが書かれているサイトは、6:4くらいになってるわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]そんな感じですね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]漢字の比率が4割を超えると、急激に読みにくさが増すわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]漢文のようになりますよね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]読みやすく、伝わりやすくするには、カタカナや数字を織り交ぜるのも効果的ね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]たしかにカタカナは強調の意味も出ますよね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そう、だから意識して使うといいわ。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]比率としては、漢字:ひらがな:カタカナ・アルファベット・数字が、7:2.5:0.5くらいがいいわね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]ふむふむ、漢字の比率が下がるんですね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そう、やっぱり漢字の出現比率は3割が上限と考えておくのがいいわ。[/char]
[char no=”12″ char=”雷太くん”]それって、どうやってわかりますか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]今は、漢字の使用比率を計測してくれるサイトがあるわ。[/char]
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■ 漢字使用率チェッカー ■
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[char no=”4″ char=”雷太くん”]これがあれば、楽勝ですね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]あとの注意点とすれば、話し言葉でよく出てくるフレーズは漢字にしないことね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]たとえば?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]ください(下さい)、できる(出来る)、ひととおり(一通り)、こと(こと)、もの(物)などね。[/char]
[char no=”18″ char=”雷太くん”]たくさんありますね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]なんのなんの、まだまだあるわ。考え方として、漢字を使わなくても意味が誤解されるようなことがない言葉はひらがなにすればいい、ってこと。[/char]
[char no=”8″ char=”雷太くん”]了解です。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]さらに、むつかしい熟語もわかりやすいひらがなに変えることを意識するの。[/char]
[char no=”10″ char=”雷太くん”]最初からむつかしい熟語を知りません。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]たとえば、「熟考する」などは「よく考える」に置き換えるのね。[/char]
[char no=”4″ char=”雷太くん”]なるほど。これからは、よく考えます(笑)[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]画数の多い熟語ほど、なにか別の言い方はないか?考える習慣をつけておくといいわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]よくわかりました。今日のテーマは、僕にとっては既にできていることが多かったです。[/char]
[char no=”11″ char=”上部先生”]もう少し国語能力を身につけてから、また勉強してね。[/char]
まとめ
漢字のひらきかたには、厳密なルールはありません。
内容に応じて、都度、伝わりやすさを考え、できる限りひらがなで表現することを意識することが大切です。
[char no=”21″ char=”尾谷塾長”]バランス感覚を重視して、使い分けてくださいね。[/char]
最後にまとめとして、ひとつの考え方を示しておきます。
・読みにくい漢字にはふりがなを振る
・画数の多い漢字は一部をひらがな化する、もしくはふりがなを振る
・「動詞」や「名詞」は漢字のほうがわかりやすい
・「固有名詞」はふりがなを付けると、間違われなくなる
・「副詞」「接続詞」は、原則としてひらがなを使う
・「補助動詞」「形容名詞」も、できる限り漢字は使わないようにする
・むつかしい熟語は、やさしい表現ができないか考える
・漢字の出現率は3割を超えないようにする
上記の基準を頭に入れてから、過去のコンテンツを見直してみてください。
かなり改善できるところが出てくると思いますよ。
ではまた、次の授業をお楽しみに。
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