こんにちは。
Webライティングワクワク塾の塾長、尾谷です。
今日は文章構成について学んでいきましょう。
さてタイトルに「パラグラフ」という難しい言葉が出てきましたね。
パラグラフとは、ひとつのテーマについて書かれた文章の集合体のことです。
このWebライティング基礎講座のひとつの講座も、ワンパラグラフとなっているわけですね。
ではそのパラグラフの中身はどのように構成していけば良いのでしょうか?
結論を言ってしまうと、重要なこと、伝えたいことから先に書いてしまうということなんです。
では上部先生にそのわけを詳しく教えてもらいましょう。
Webライティングの基本は総括型
[char no=”1″ char=”上部先生”]今日はWebライティングにとってとても大事な「文章構成」について学んでいきましょう。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]はーい、よろしくお願いします。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]ではいきなり結論をいいますね。[/char]
[char no=”18″ char=”雷太くん”]!いきなりですか?[/char]
[char no=”3″ char=”上部先生”]そう、いきなり。それは【双括型】といって、伝えたいことを最初と最後、2回繰り返して構成することよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]なるほど、英語の文章構成に似たところがありますね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]結論などの大事なことを先に言ってしまうのね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]それから、その中身を説明する?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そのとおり。そして最後にもう一度大事なことを、念を押すように言っておく。[/char]
[char no=”6″ char=”上部先生”]頭に残りそうです。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]ところで雷太くん、一般的に文章構成と聞いて、どんなことを思いつきますか?[/char]
[char no=”12″ char=”雷太くん”]えーと、起承転結とか、三段構成とかでしたっけ?[/char]
[char no=”7″ char=”上部先生”]そうそう、良くできました。起承転結は学校でも習うよく知られた形ですね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]はい、小説などは起承転結で書かれていることが多いと習いました。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]三段構成は、一般的に序論・本論・結論という構成になってますね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]はい、「序・破・急」(じょはきゅう)というのも聞いたことがあります。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そうね。これらは一般的な文章の構成として知られていて、基本的な流れはどれも同じなんですよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]何かが起こって、それをなんとかしようと頑張って、最後に問題が解決するというパターンですね。[/char]
[char no=”5″ char=”上部先生”]雷太くん、今日は冴えてるね![/char]
[char no=”4″ char=”雷太くん”]いつも冴えてます。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]Webでの文章構成がやっかいなのは、これらの構成だと読まれないことなのよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]結論がいつ出てくるかわからない長い文章は、ボクも読む気がしないです。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]だからこそ絶対に伝えたいことを、先に言ってしまわないとダメなの。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]最初に結論を言ってしまうと、そこで離脱されるんじゃないですか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]たとえ離脱されても、言いたいことは伝わるから気にしなくていいの。Webライティングではまわりくどい表現はご法度なのよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]わかります。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]これをひとつのパラグラフで考えるとこうなるわ。[/char]
イントロ部分(前書き 主題文)
⇒ここに何が書かれているのかを、結論をまじえて明確にする
ボディ部分(説明文 指示文)
⇒イントロで述べたことを説明する
コンクルージョン部分(結論 まとめ)
⇒もう一度、結論などの大事なことをまとめておく
[char no=”20″ char=”雷太くん”]なんだか横文字が多くて難しいです。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]イントロは、前書きとしてもいいし、主題文としてもいいわ。ボディ部分は、説明文、支持文などが分かりやすいかしら。コンクルージョンは、直訳すると結論ね。大事なことをもういちどしっかり頭に残るように繰り返しておくことなの。[/char]
[char no=”16″ char=”雷太くん”]大事なことが最初と最後に出てくるから双括型なんですね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そのとおり。文字数やスペースの関係で双括型がしんどいときは、頭括型でもいいわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]どういうことですか?[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]頭括型の「とう」は「頭」という字なの。すなわち、やはり最初に大事なことを言ってしまうことね。[/char]
[char no=”6″ char=”雷太くん”]なるほど、結論や大事なことは何が何でも順番としては最初に来るということですね。[/char]
[char no=”1″ char=”上部先生”]そのとおりよ。検索エンジンで検索された時に、タイトル部分の下に2~3行の簡単な要約文が入っているでしょう?[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]あ、あそこはクリックするかどうかの重要な判断部分にしてます。[/char]
[char no=”1″ char=”雷太くん”]あの部分はスニペットと呼ばれている大事なところだけど、特別な指定をしない限り記事の最初の部分が入るわ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]ますます出だしの数行の重要度があがりますね。[/char]
[char no=”3″ char=”上部先生”]そう、記事の命といってもいいほどで、全力で出だしの文章を考えなくてはならないのよ。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]よくわかりました。[/char]
[char no=”3″ char=”上部先生”]ではまとめておきますね。Webライティングの文章構成の理想は双括型、それができなくても頭括型。読者さんからみてゴチャゴチャした説明に感じるボディ部分は、主文を補足する程度でオーケーで、簡潔にまとめておくということね。[/char]
[char no=”2″ char=”雷太くん”]今回の講座も、そのような形になってますね![/char]
まとめ
こと先生業の方のサイトに関しては、この双括型ができていないことが多いですね。
丁寧に説明したい気持ちは良くわかりますが、延々と結論に至るまでのストーリーが展開されてたりします。
Webを利用している読者さんは、みんなせっかちです。
よほどあなたに興味がある人か、あなたの熱烈なファンでない限り、全文が読まれるということはまずありません。
だからこそ、大事なことは出し惜しみせずに、いの一番に書いてしまうことが大事です。
・基本は双括型で最初と最後に主題を述べる
・場合によっては最初だけ主題を述べる頭括型でも良い
・特殊な場合を除き、起承転結型は用いない
このようにして、上部先生と雷太くんのやり取り(ボディ部分)を、箇条書きなどの分かりやすい表現を使って、もう一度まとめておく。
読者さんの頭にも再インプットしてもらえるし、記事全体のパラグラフ(文章の集合体)もWebライティング的に良い形で整っていきますよ!
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